“妻の助言”で覚醒…元エ軍30歳に米驚愕「1.69」 チーム解体→1か月で放出も大逆転
ブレーブスのロペスが先発再転向で覚醒、防御率1.69で両リーグトップ
■ブレーブス 6ー3 オリオールズ(日本時間14日・ボルティモア)
ブレーブスのレイナルド・ロペス投手が、防御率で両リーグトップに立っている。今季から先発に再転向し、12試合に登板。4勝2敗、防御率1.69と誰もが予想しなかった大活躍を見せている。昨季途中にはエンゼルスで大谷翔平投手とともにプレーしたが、わずか1か月で放出されるなど激動の1年を送っていた。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、「レイナルド・ロペスはメジャーで防御率トップ。妻を除いて、ほか全員の期待を上回っている」との見出しで報じた。30歳での大ブレーク。リリーフ時代はフォーシームとスライダーを中心に投げていたが、今では磨いたカーブの割合を増やしているという。
昨季7月にホワイトソックスからエンゼルスにトレード移籍。しかし、エンゼルスはポストシーズン進出の可能性がなくなったことで解体となり、ウェーバー公示を経てガーディアンズに放出された。昨年11月にはブレーブスと3年総額3000万ドル(約47億円)で契約を結んだが、先発投手としては格安だった。
ブレーブスのアレックス・アンソポロスGMも「彼が先発できるだろうとも思っていた。だが防御率が2点未満になるとは、それを期待していたと言う人がいたとしたら、それは嘘だろう。防御率が3点台半ばから後半ぐらいになるだろうと思っていた。彼はそれ以上のピッチングをしている」と驚きを隠せない。
そんな中、能力を疑わなかった人物がいた。ロペスは「私を先発投手として信じてくれていたのは妻だけだ。自分でも確信が持てなかった。彼女が“ねえ、先発の機会をくれるチームを探しましょうよ”と言ってきたとき、そんなことは忘れて、与えられた機会を最大限に生かそう、と伝えた」と明かしている。