パは鷹が一人勝ち 楽天・早川は延長10回無失点も打線の援護なく…14日の試合結果
モイネロが7回12Kの快投…笹川が1軍初安打
「日本生命セ・パ交流戦2024」は14日、6試合が行われ、パ・リーグではソフトバンクだけが白星を挙げた。
ソフトバンクはみずほPayPayドームで行われた阪神戦に2-0で勝利した。先発のリバン・モイネロ投手は走者を背負いながらも、7回109球6安打1四球12奪三振無失点の快投でマウンドを降りた。
相手先発・伊藤将司投手の前に4回まで3安打に抑えられていた打線だったが、5回に笹川吉康外野手がプロ初安打で出塁すると、続く廣瀬隆太外野手にプロ初本塁打が生まれ、2点を先制した。8回以降は松本裕樹投手、ロベルト・オスナ投手がそれぞれ1イニングを無失点で抑え、2-0で試合終了となった。
日本ハムはエスコンフィールドで行われた巨人戦に2-7で敗れた。先発・山崎福也投手は、2回に坂本勇人内野手に4号ソロで先制を許すと、3回には味方の落球と萩尾匡也外野手の適時打で2点を失う。5回は吉川尚輝内野手に2号3ランを浴び、5回85球8安打2四球3奪三振6失点(自責点4)で降板した。
一方の打線は、4回に水谷瞬外野手が3号ソロ、7回には松本剛外野手の今季初本塁打が生まれるも得点は2点のみ。戸郷翔征投手に完投勝利を許した。
楽天、延長11回の死闘も最後までホームが遠かった
楽天モバイルパークで行われた楽天-広島戦は、延長11回で楽天が敗れた。先発・早川隆久投手は5回まで被安打1の好投。その後も援護を待ちながら10回を投げ切り、117球4安打1四球11奪三振無失点で降板した。
打線は広島の先発・大瀬良大地投手から7回までに7安打を放ったが、得点にはつなげられず。延長10回も満塁の好機を得ながら無得点に終わった。11回に先制を許すと、その裏は3者凡退に倒れ、0-1で試合終了。早川が自己最多11奪三振、打線も計10安打を放ったものの、3度の満塁の好機を生かせなかった。
ベルーナドームで行われた西武-DeNA戦は、西武が1-5で敗れた。先発・青山美夏人投手は、3回に度会隆輝外野手の適時内野安打で1点を先制される。その後同点に追い付いたが、6回に2つの失策で2点の勝ち越しを許してしまう。
7回は本田圭佑投手が3者凡退に抑えるも、8回に増田達至投手が2失点。打線はその後も得点できず、1-5で敗戦した。打線は鈴木将平外野手が3安打1四球、ルーキー・奥村光一外野手にNPB初安打、初盗塁が生まれたが、1得点にとどまった。
延長10回に中日・中田が勝ち越し打
ロッテはZOZOマリンで行われた中日戦に3-4で敗れた。先発の種市篤暉投手は7回110球7安打2四球10奪三振3失点(自責点2)の好投で降板。打線は3回に、グレゴリー・ポランコ外野手の適時打で同点に追い付くと、4回にも高部瑛斗外野手の適時打で1点を加えた。その後も一進一退の攻防で試合は延長戦に。
10回に登板した坂本光士郎投手は、四球と盗塁で2死二塁とされ、中田翔内野手に勝ち越しの適時二塁打を許す。10回は無失点に倒れ、3-4で試合終了。チームは5連敗を喫した。
京セラドームで行われたオリックス-ヤクルト戦は、3-5でオリックスが敗戦した。先発のルイス・カスティーヨ投手は初回に自身のエラーで走者を出し、村上宗隆内野手の適時打で先制を許す。3回には、ドミンゴ・サンタナ外野手に2点適時打を浴びた。
打線は、4回に杉本裕太郎外野手の1号ソロで1点を返す。さらに7回、代打・森友哉捕手が適時二塁打、太田椋内野手にも適時二塁打が生まれ、1点差に詰め寄った。8回には1死満塁の好機を作ったが、後続が2者連続三振に倒れた。
9回には鈴木博志投手がホセ・オスナ内野手に9号ソロを被弾し、3-5でそのまま終了。終盤の好機を生かすことができなかった。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)