ド軍本拠地イベントに驚き 日本では見られぬショーも…遊び心満載の手厚いサービス

ドジャース・大谷翔平のボブルヘッド人形【写真:鈴木優】
ドジャース・大谷翔平のボブルヘッド人形【写真:鈴木優】

元オリ&巨人…米留学中の鈴木優氏がド軍本拠地開催のイベントを紹介

 オリックスと巨人で投手としてプレーし、2022年限りで現役を退いた鈴木優氏は現在、米国に留学中で「パ・リーグ インサイト」のスタッフを務めている。今回はドジャースの本拠地で行わるイベントについてレポートしてくれた。

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 5月16日(日本時間17日)、ドジャース移籍後初となる大谷翔平選手のボブルヘッド人形が来場者特典として配られた。この日のチケットは完売。配られたボブルヘッド人形は、現地アメリカのサイトで高いもので5000ドル(約78万6000円)の値がつくなど、大変な盛り上がりを見せた。今回は、ドジャースタジアムで開催される、日本の野球場ではあまり見ることのできないショーや、入場者特典について紹介したいと思う。

 まず、ドジャースでは、毎週金曜日の試合後に花火やドローンショーを行っている。

 特にドローンショーは、日本ではあまりなじみがないかもしれない。整列していたドローンが一斉に動き出し、バットを持った左打ちの選手の姿をかたどる。そう、大谷選手のバッティングフォームだ。同じように、ドローンでかたどられたボールが飛んできて、それを打ち返すという演出や、山本由伸投手の投球フォームが映されるなど、クオリティの高いパフォーマンスを楽しめる。

 このイベントが行われる時、希望者はグラウンドに降りられるというのもおすすめポイント。通常のドジャースタジアムでは、特別なパスを持っている人や球場ツアーなどの参加者でないと、グラウンドに入ることができない。ドジャースタジアムは天然芝がとてもきれいな球場なので、グラウンドに降りてアメリカの野球場を感じたい方には狙い目のイベントだ。

大谷翔平のボブルヘッド人形は4万個のうち、1700個がレアバージョンだった

 来場者特典も“遊び心”がある。今回、盛り上がりを見せた大谷選手のボブルヘッド人形は、全部で4万個配布された。もちろん、メインはホームユニホーム姿の大谷選手だが、実はその中に、ビジターユニホームバージョンが1700個含まれていた。封入率はわずか4%とレア度が高く、ファンにはたまらない希少グッズとなった。

 ただ配るだけでなく、くじ引きのように運試し感覚で楽しめるところも面白い。6月13日(同14日)には、山本投手のMLB移籍後初となるボブルヘッド人形も配布予定。その日は、山本投手のファンのなかから始球式に挑戦したい人も募集しているので注目だ。

 ドジャースでは、ボブルヘッド人形のほかに、ユニホーム、帽子、ブランケットなどが入場特典として配布される。欲しいグッズが配布される日を狙ってチケットを購入してみてはいかがだろうか。

 試合前には、日本人のスタッフが日本語で球場内を案内するツアーなども実施されている。スタジアムに訪れる際は、ぜひプレー以外のイベントもチェックしてみてほしい。

(「パ・リーグ インサイト」鈴木優)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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