西武OBが若手にチクリ「背伸びしている選手がいる」 両リーグワースト借金23…古巣に助言
鈴木健氏が野村弘樹氏と1打席対決を行った。
■西武 ー DeNA(15日・ベルーナドーム)
西武やヤクルトで活躍した鈴木健氏が15日、ベルーナドームで行われた西武-DeNAの試合前、DeNAの前身となる大洋、横浜でプレーした野村弘樹氏と1打席対決を行った。対戦後には最下位に低迷する古巣に「背伸びしちゃっている選手がいる」と“苦言”を呈した。
1988年から2002年まで巧みなバットコントロールで西武の黄金期を支えた54歳の鈴木氏。1993年に17勝で最多勝、マシンガン打線が日本球界を席巻した1998年には13勝を挙げて横浜の日本一に貢献した同世代左腕、野村氏が投じた103キロを打ち損じて遊飛に終わった。
「(野村氏が)対戦前は145キロを投げると言っていたんですが、153キロに感じました。試合前にライオンズに悪い見本を見せちゃったな。ああいうことしたらダメだよ」ということですと自虐的に笑った。
試合前時点でチームは19勝42敗の借金23で最下位に低迷。苦しむ古巣について「背伸びしちゃっている選手がいる。自分のやれる範囲以上のことをやると結果につながらない。自分のできることをしっかりやれば上がっていくきっかけになると思います」と助言を送った。
「若手なんてチャンスなんだから、つかんでほしいですよね」と奮起を促し、巻き返しを期待した。