大谷翔平、MVP最有力に急浮上 ベッツ抜き去りオズナに大差…米感嘆「十分に成果」

ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

今季MVPの予想オッズでベッツが大きく後退…大谷が1番人気に

■ドジャース 9ー5 ロッキーズ(日本時間18日・デンバー)

 ドジャースのムーキー・ベッツ内野手は16日(日本時間17日)の本拠地・ロイヤルズ戦で左手甲に死球を受けて骨折。17日(同18日)に負傷者リスト(IL)入りした。スターの離脱は思わぬところに影響を与えている。今季MVPの予想オッズで、1番人気から大きく後退。ドジャース・大谷翔平投手が1番人気に浮上した。

 米メディア「ヤフースポーツ」によると、米スポーツブックメーカー「BetMGM」で、17日(同18日)の大谷のオッズは+185(2.85倍)に跳ね上がった。ベッツが故障離脱した16日(同17日)時点で、+425(6.25倍)だった。一方、トップに君臨していたベッツのオッズは+2500(26倍)に後退した。

 ベッツの離脱までの成績は72試合で打率.304、10本塁打、40打点、9盗塁だった。記事は「ベッツはスタートダッシュを決め、ナ・リーグMVP最有力として2か月以上君臨し続けた。怪我をしない限り、その座を維持するチャンスがあるように見えた」とし、今回の故障離に言及。「彼のMVP受賞は非常に難しくなり、結果としてオッズに変動があった」と説明した。

 最新オッズは大谷が+185、ブライス・ハーパー内野手(フィリーズ)が+325、フェルナンド・タティスJr.外野手(パドレス)が+900、マルセル・オズナ外野手(ブレーブス)が+900、フレディ・フリーマン内野手(ドジャース)+1400となっている。ちなみに+185は、100ドル(約1万5800円)を賭けて285ドル(約4万4900円)の配当金を得られる。+425なら625ドル(約6万7000円)、+2500は2600ドル(約40万9900円)の配当金を得られる。

 記事は大谷の活躍にも言及。「ドジャースに加入して素晴らしいシーズンを送っている。肘の怪我の影響で投げられないが、打者として十分に成果をあげていて、またもうひとつMVPを受賞できる位置につけている」と評している。17日(同18日)の敵地・ロッキーズ戦ではベッツに代わって1番を任され、3安打で4出塁の活躍。ここまで打率.319、19本塁打、OPS.989と、1番人気に相応しい活躍を見せている。エンゼルス時代の2021、2023年に続く受賞となるか、注目される。

(Full-Count編集部)

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