通算3293安打のメイズ氏が93歳で死去 殿堂入りした伝説の外野手…ジ軍発表
本塁打王&盗塁王をそれぞれ4度獲得…現地18日の午後に死去
ジャイアンツは18日(日本時間19日)、通算3293安打を誇る伝説の外野手、ウィリー・メイズ氏が死去したと発表した。93歳だった。
メイズ氏は1951年に新人王を獲得すると、3拍子揃った選手として活躍。通算3293安打、660本塁打、1909打点、339盗塁と驚異的な成績を残し、ゴールドグラブ賞を12回、4度の本塁打王、4度の盗塁王、2度のMVPに輝いた。
中でも1954年、インディアンス(現ガーディアンズ)とのワールドシリーズ第1戦で見せた“ザ・キャッチ”は有名。振り向かずに背面捕球を披露すると、ジャイアンツが4勝0敗で世界一に輝いた。
ジャイアンツの球団公式X(旧ツイッター)で発表。「ジャイアンツのレジェンド、ウィリー・メイズ氏が、本日の午後、93歳で安らかに亡くなったことを私たちは深い悲しみをもって発表します」と綴った。
メジャーリーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッドコミッショナーも声明を発表。「MMLB全球団は本日、哀悼の意を捧げます。ウィリー・メイズ氏はニグロ・リーグのバーミンガム・ブラックバロンズから歴史的なジャイアンツまで輝かしい実績を残されました。野球が発展し続け、国民的娯楽の地位を得るなかで、ニューヨークの海岸からサンフランシスコの海岸まで、ウィリーは世代に渡って選手やファンを魅了しました」と追悼の意を示した。
また、米スポーツ局「FOXスポーツ」が20日(同21日)、メジャー最古の球場「リックウッド・フィールド」で行われるジャイアンツ対カージナルスのニグロリーグ表敬試合で追悼セレモニーを主催することも発表した。
(Full-Count編集部)