CY賞→防御率9.51→戦線離脱「戻った気がしない」 感じる球団からの圧…漏らした不満
スネルが明かす球団からの圧「いい状態にしようという感じではない」
昨季、サイ・ヤング賞を受賞したジャイアンツのブレイク・スネル投手は今季ここまで0勝3敗、防御率9.51と苦しんでいる。3日(同4日)に左脚付け根の張りで負傷者リスト(IL)入り。「打者を圧倒し自分が思うように投げたいが、それよりも私が登板していることのほうが(チームにとっては)大事なんだ」と米メディアに語っている。
ジャイアンツの地元メディア「NBCスポーツ・ベイエリア」がスネルの現在を公開。昨季パドレスで14勝9敗、防御率2.25で自身2度目のサイ・ヤング賞を獲得したが、オフにFAになると所属先が2月まで決まらなかった。
3月にジャイアンツと2年契約に合意したが、開幕から不調に苦しんだ。4月にILに入り戦線離脱すると、6月にも再びIL入りした。23日(同24日)に傘下3Aサクラメントでリハビリ登板を行ったが、1回1/3しか投げず、3安打2失点、与四球3。三振は取れなかった。
スネルは球団からプレッシャーをかけられていることを仄めかした。「まだいつもの自分に戻った気がしない。ただ『君が必要だ、君が必要だ、君が必要だ』という感じで『彼をいい状態にしよう』という感じではなく、自分がそれに対処しなければならない」と心境を吐露した。
チームは先発ローテーションでの怪我人が続出。さらにナ・リーグのワイルドカード争いからも転落しつつある。同メディアは「ジャイアンツが背後でスネルの早期復帰に向けてプレッシャーをかけているとしたら、その2つが大きな理由だろう」と言及した。
(Full-Count編集部)