大谷翔平の“ライバル2人”に緊急事態 試合終了とともに負傷…フィリーズ悲鳴
シュワーバー&ハーパーが負傷
【MLB】マーリンズ 7ー4 フィリーズ(日本時間28日・フィラデルフィア)
フィリーズに緊急事態だ。27日(日本時間28日)に本拠地で行われたマーリンズ戦で、ブライス・ハーパー内野手とカイル・シュワーバー外野手が揃って負傷。好成績を残していた2選手だけに、離脱となれば首位を走るチームにとって大きな痛手となる。
「1番・左翼」で出場していたシュワーバーは、9回に代打を送られて途中交代。フィリーズの地元放送局「NBCスポーツ・フィラデルフィア」のレポーターを務めるジョン・クラーク氏によると、股関節に張りを訴えたという。ここまで17本塁打はリーグ5位。同日に発表されたオールスター戦のファン投票ではナ・リーグ指名打者部門でドジャース・大谷翔平投手に次いで2位となり、2次投票に進むことが発表されていた。
3点ビハインドの9回、ハーパーは2死走者なしから二ゴロ放ち、一塁へ猛ダッシュ。しかし、駆け抜けた後に足を痛めたような素振りを見せた。左のハムストリングスを負傷したと見られる。クラーク氏は「苦悶の表情を浮かべながらハムストリングを押さえていた。終了直後、トレーナーと一緒にクラブハウスへ直行した」と伝えた。
ハーパーは打率.303、20本塁打57打点の活躍を見せており、ドジャースのムーキー・ベッツ内野手の離脱もあって、MVP争いでは大谷と一騎打ちの形となっていた。試合後、ハーパーは「(状態は)わからない。経験したことのない感覚だ。痛い。明日どんな感覚になっているか見守ろう」と話すにとどめた。シュワーバーは「大事をとって交代した。深刻なことにはならないと思う」と軽症を強調した。