時給9ドル&朝3時出勤 大谷を守ったのは…バットボーイ歴20年の“二刀流ベテラン”38歳

ファウルボールをキャッチしたボールボーイ【写真:ロサンゼルス ドジャース/ジョン スーフー】
ファウルボールをキャッチしたボールボーイ【写真:ロサンゼルス ドジャース/ジョン スーフー】

2015年にはファウルボールを捕ろうとして客席に“落下”してしまったことも

【MLB】ドジャース 4ー0 Wソックス(日本時間27日・シカゴ)

 大谷翔平を守った38歳のバットボーイが大きな注目を浴びている。26日(日本時間27日)に敵地で行われたホワイトソックス戦で、ファウルを素手で見事にキャッチ。そのシーンはたちまちネットで話題となり、球団やMLB公式も取り上げる事態に発展した。そのバットボーイは18歳の時から働く“苦労人”だった。

 バットボーイのハビアー・ヘレラさんは、野球好きが高じて18歳の時からドジャースのバットボーイ兼クラブハウスのアシスタントとして働いている。2015年には本拠地レッズ戦で三塁ファウルグラウンドのボールボーイを務めていた際に打球を捕球しようとしてスタンドに落下してしまい、話題となったこともある。

 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」の当時の記事によると、2015年時点でバットボーイとしては最古参。時給9ドル(約1400円)で、日中は検眼士の職員として仕事をこなし、ナイターの日は試合が終わった後の雑務をこなして午前2時まで勤務。そして、チームが遠征から帰ってくるときは、トラックから荷物を運ぶ為に午前3時に向かう日々を送っていたと紹介されている。ヘレラさんは「私が(この仕事)をしているのは、私の心がドジャースにあるからです」と球団への愛を語っている。

 27日(同28日)には球団公式カメラマンのジョン・スーフー氏がヘレラさんの写真を公開。左腕にはMLBのロゴのタトゥーが見られた。同記事は「彼は野球が好きすぎて、18歳でドジャースのクラブハウスの職員になったあと、メジャーリーグのロゴのタトゥーを腕に入れた」と伝えている。

(Full-Count編集部)

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