米白熱…大谷翔平vsジャッジ“論争” 偉業に期待、識者「可能性が高いのはショウヘイ」
3冠王を獲得すれば、2012年のミゲル・カブレラ以来12年ぶり
ドジャースの大谷翔平投手は、26日(同27日)の試合を終えて直近10試合で8本塁打、球団新記録となる10試合連続打点をマークするなど絶好調。打率と本塁打はリーグトップで、打点も1位と3点差の3位に付けている。ア・リーグではアーロン・ジャッジ外野手が大爆発しており、大谷とともに3冠王も狙える位置にいる。米放送局では、3冠王の可能性について議論が交わされた。
ジャッジは27日(同28日)の試合を終えて30本塁打、77打点はともにリーグトップ。打率は1位のボビー・ウィットJr.内野手と6厘差の3位に付けている。
3冠王を獲得すれば、2012年のミゲル・カブレラ内野手(打率.330、44本塁打139打点)以来12年ぶりとなる。米放送局「MLBネットワーク」では、元選手のヨンダー・アロンソ氏とアレックス・アビラ氏らが、「3冠王の可能性が高いのはどっち?」というテーマで議論した。
アロンソ氏は、「可能性が高いのはショウヘイだ。彼の周りにはフレディ(フリーマン内野手)、ウィル・スミスもいる。つまり後ろにより多くの武器が揃っているというわけだ。それが(対戦を避けられないように後ろに強打者を起用する)プロテクションにつながる」と話し、ドジャースの層の厚さから四球の少なさや対戦機会を失わずに済む可能性を主張した。
アビラ氏は「はっきりとはわからないけどね」としながらも、「彼はレベルが違う」とジャッジを推した。一方で、大谷とは違いプロテクションが「そんなにあるわけではない」と懸念点も指摘している。
司会者のグレッグ・アムシンガー氏も同調。「それが私の懸念する点だ。だから私はオオタニを選ぶ。彼の方がジャッジよりも、後ろに強力なパワーが揃っている。彼ら(ヤンキース)は打線をひっくり返していないからね。ソトは彼(ジャッジ)の前を打っている」と話した。
カブレラが3冠王になったシーズンでは、プリンス・フィルダーが後ろを打っており、打率.313、30本塁打108打点をマークしていた。アロンソ氏は「プロテクションは間違いなく重要だ」と、チームメートの働きも必要だと主張した。
(Full-Count編集部)