大谷がもたらす“副産物” 1127億円契約が生む偉大な効果「球史で最も大きな経済力」
大谷翔平は「最も大きな経済力になるかもしれない」
ドジャース・大谷翔平投手は周囲に“大金”をもたらしている。ドジャース地元有力紙「ロサンゼルス・タイムズ」は大谷を「球界の新しいベーブ・ルース」と表現し、さらに「彼(ルース)よりも大きな存在」と言及している。
記事では「ジャッキー・ロビンソンのように米国(そのものを)を変えることはないし、(メキシコ出身の)フェルナンド・バレンズエラのようにドジャースのファン構成を変えることもない」との前置きをした上で、記録的な額のお金を生み出し、MLBがこれまで届いていなかった地域へと(話題が)広がる」などと報じている。
同紙では「彼は球史でたったひとつの、最も大きな経済力になるかもしれない。DHである以上に、オオタニはドジャース組織内の造幣機だ」としている。さらには「MLBの他の選手で、1番人気があるスポーツが野球で、かつ裕福な国出身の選手はいない」と指摘。「彼(大谷)はアジア全土でも人気がある」としている。
また、米メディア「スポルティコ」では大谷が昨年、エンドースメント契約で推定4000万ドル(約64億円)を稼いだと報じている。この金額は「どのNFL選手よりも多い額で、NBAスターのヤニス・アデトクンポやケビン・デュラント並みだ」とも言及している。
同報道によれば、大谷関連のスポンサーシップ契約でドジャースは(傘下も含めて)組織全体として年間5000万ドル(約80億円)以上を稼ぐ可能性があり、チームは彼の商品価値で利益を上げているとしている。
さらに大谷は推定10年7億ドル(約1127億円)の超大型契約を結んでおり「年俸の後払い分を親会社は投資に回すことができるため、結果的にその分から10億ドル(約1606億円)を稼ぐことができる」と、ある代理人は推測しているという。そのため、ドジャースが大谷と契約した後で山本由伸投手やタイラー・グラスノー投手に「億ドル級」の契約を提示し始めたのは偶然ではない、としている。
(Full-Count編集部)