“ジャッジ無双”を裏付ける「1.430」 史上5人目の偉業、米脱帽「歴史が作られている」

ヤンキースのアーロンジャッジ【写真:ロイター】
ヤンキースのアーロンジャッジ【写真:ロイター】

ジャッジは今季84試合に出場して打率.316、31本塁打、82打点、OPS1.144

“怪物”打者が歴史に名を残す打棒を披露している。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は、6月を終えて31本塁打、82打点、OPS1.144がメジャートップ。打率.316は1位に1厘差につけ、3冠王も射程圏に捉えている。さらに、直近50試合の成績はベーブ・ルースら偉人に肩を並べているという。

 MLB公式の放送局「MLBネットワーク」は1日(日本時間2日)、「1900年以降、50試合スパンでOPS1.430を残した選手(最低175打席)」を紹介。達成者は、2024年のジャッジ、2001~2004年のバリー・ボンズ、1941年のテッド・ウィリアムズ、1936年のルー・ゲーリッグ、1920~21年、23~24年、30年のベーブ・ルースの5人だけだとした。また、米データ会社「コーディファイ・ベースボール」も「直近50試合のアーロン・ジャッジはMLB史上の右打者で最も高いOPSを記録している。そして、これは断じて本当だよ」として、記録に情報を付加している。

 ジャッジは5月2日(同3日)時点で打率.197、6本塁打と不振に喘ぎ、本拠地でもブーイングを浴びていた。しかし、そこから一気に調子を取り戻し、同月は打率.361、14本塁打、OPS1.397で月間MVPを受賞。さらに直近50試合では、打率.398、25本塁打、64打点、OPS1.439と圧倒的な成績を残している

 歴史的な打棒を知った米ファンからは「世界最高の選手」「信じられない」「6月のジャッジの成績は間違いなく馬鹿げている」「ボンズ以降で最高の打者」「ワーオ」「僕らの目の前で歴史が作られている!」と脱帽の様子だ。

 2022年には62本塁打を放ち、ア・リーグの年間本塁打数の新記録を達成したスラッガー。同年は大谷翔平投手(当時エンゼルス)とのMVP争いを制し、昨年も故障離脱しながら本塁打王争いを演じた。今季も年間58発ペースと異次元の打撃を披露。残りシーズンでまた歴史に名を刻むのだろか。

(Full-Count編集部)

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