セ前半戦のベストナインをレジェンドOBが選出 “満票”はDeNA25歳ら3人、投手は大激戦
先発は才木、東、大瀬良…中継ぎは清水、桐敷らが“激戦”
1日にYouTubeで配信されたリーグ公式配信番組「JERA セ・リーグ レジェンド LIVE」で、今季前半戦ベストナインが選出された。6球団のレジェンドOBが視聴者の意見も取り入れながら、前半戦で印象的な活躍を見せた11人を選出した。
選考を務めたOBは宮本慎也氏(元ヤクルト)、佐々木主浩氏(元横浜=DeNA)、鳥谷敬氏(元阪神)、高橋由伸氏(元巨人)、前田智徳氏(元広島)、川上憲伸氏(元中日、番組は欠席)。まずは、6人がそれぞれ各ポジションのベスト選手を選考した。
“満場一致”で選考されたのは捕手の山本祐大(DeNA)、外野手のドミンゴ・サンタナ(ヤクルト)、細川成也(中日)の3選手。25歳の山本は規定打席未達ながら打率.294をマーク。佐々木氏は「本当に打力が良くなった」と評価した。
先発投手は才木浩人(阪神)、東克樹(DeNA)、大瀬良大地(広島)に割れたが、リーグトップ8勝をあげた才木に軍配が上がった。中継ぎ投手は清水達也(中日)、桐敷拓馬(阪神)、石井大智(阪神)、島内颯太郎(広島)の名前があがり、議論の末に佐々木氏が最終決断。清水を選出した。抑えは21セーブ、防御率0.61をマークしている栗林良吏(広島)。ライデル・マルティネス(中日)を押さえた。
二塁は巨人・吉川、三塁は燕・村上を押さえて広島・小園が選出
一塁は岡本和真(巨人)とタイラー・オースティン(DeNA)の一騎打ち。オースティンは怪我で出遅れたことが指摘され、コンスタントに成績を残した岡本和が選出された。二塁は吉川尚輝(巨人)。牧秀悟(DeNA)を抑えた。宮本氏は「プロ野球を代表するセカンドになれる」と期待を寄せた。
三塁は小園海斗(広島)。鳥谷氏は「得点圏打率が高く、4番に入ってから打線の回りがいい」と評価した。村上宗隆(ヤクルト)には、求められる期待値が高いという声が上がった。遊撃はリーグ7位の打率.276をマークしている長岡秀樹(ヤクルト)。宮本氏は「彼には相当期待しています」と評価した。
外野勢は満票のサンタナ、細川に加えて丸佳浩(巨人)が選出された。高橋氏は「外野手は打たなくてはいけないポジション。その意味ではこの3人が目立ちますね」と語った。
この日、議長役として選出を取りまとめた鳥谷氏は「チームへの貢献度を考えると、このメンバーが前半、チームを支えたのではないかと思います」と総評。清水、山本、小園の名前を挙げ、「新しい選手が入ってきているのは非常にいいかなと思います」と述べた。
レジェンドOB6人が選んだセ・リーグ前半戦ベストナインは、下記の通り。
先発 才木浩人(阪神)
中継ぎ 清水達也(中日)
抑え 栗林良吏(広島)
捕手 山本祐大(DeNA)
一塁手 岡本和真(巨人)
二塁手 吉川尚輝(巨人)
三塁手 小園海斗(広島)
遊撃手 長岡秀樹(ヤクルト)
外野手 ドミンゴ・サンタナ(ヤクルト)
外野手 丸佳浩(巨人)
外野手 細川成也(中日)
(Full-Count編集部)