大谷翔平がHRダービー出場辞退へ ロバーツ監督は理解「ド軍が世界一になるため」
「彼がドジャースに来た理由は世界一になるためだ」
【MLB】ドジャース 6ー5 Dバックス(日本時間3日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、オールスター戦の前夜祭として行われるホームランダービー(15日、アーリントン)の出場を辞退する意向を示した。本拠地・ダイヤモンドバックス戦後に明らかにした。デーブ・ロバーツ監督は「彼がドジャースに来た理由は、世界一になるためだ。(MLBを支えるのは)彼だけの責任ではない」と理解を示した。
大谷は昨年9月に右肘の手術を受け、投手としてリハビリ中。来季の二刀流復活を目指している。これまでにMLBから3年ぶりの出場を要請されたものの、大谷は「リハビリもあるので。なかなかボリュームも大きいですし、おそらく出ない方向で進んでいる」と辞退する考えを示した。ロバーツ監督は、そんな29歳の思いを代弁した。
「(過去に)球宴に先発したり、HRダービーに出場したのは、ファンのためだ。彼はリハビリを行っているところ。その務めというか、ドジャースでプレーするために契約した。もしリハビリをしていない状況だったら、是非参加したいと思っていたことだろう」
「改めて言うが、彼は我々が世界一の座を掴む手助けをするために契約した。世界的な規模という意味で、ショウヘイ以上に球界に目立った変化を与えられる選手は、他にいない」
大谷のホームランダービー辞退について、指揮官は3分30秒に渡って熱弁した。まずはチームの中心選手として、ワールドシリーズ制覇へ集中することになる。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)