大谷翔平&ジャッジを阻む「70」と「.367」 91年ぶりの同時3冠王へ…立ちはだかる“壁”

ドジャース・大谷翔平(左)とヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平(左)とヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

大谷翔平、ジャッジは3冠王へ向けて数字を積み上げている

 ドジャース・大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が、同シーズンの3冠王となるのか――。米スポーツ局「ESPN」が1933年以来91年ぶりとなる両リーグでの3冠王同時誕生へ言及。偉業への“壁”も指摘した。

 同局が3日(日本時間4日)にyoutube動画を公開。司会者が「オオタニとジャッジは3冠王争いをしています。ジャッジは現在全てのカテゴリーでトップ。オオタニも打率とホームラン数がトップです。同じシーズンに2人が獲得することになれば、ジミー・フォックスとチャック・クラインが記録した1933年以来の出来事になります。(今シーズン)2人が(3冠王を)獲得している姿を想像できますか?」と投げかけた。

 これに同局のバスター・オルニー記者は「想像できないことかもしれないが、ああ。2人とも可能性がある。2人は歴史的なシーズンを過ごしている」と応じた。その上で「でも、それぞれに大きな障害がある。怪我をしていたクワンは打率でジャッジよりも40ポイント先にいる。オオタニを見ても、ベッツが故障してから1番を務めている。そのうち、打点機会の回数に影響がでてくるだろう。(打点は)ボームやオズナと競っているので、オオタニにとって一番の壁だ」と指摘した。

 大谷は4日(日本時間5日)のダイヤモンドバックス戦前の時点で打率.319(ナ・リーグ1位)、27本塁打(同1位)、64打点(同3位)としている。70打点のアレク・ボーム内野手(フィリーズ)、67打点のマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)を追いかけている。現在は1打者を任されているため、得点圏に走者を置いての打席機会は減ってしまう。

 一方でジャッジは32本塁打、83打点はア・リーグトップながら打率.314は同4位。トップは3日(同4日)に規定打席に到達したスティーブン・クワン外野手(ガーディアンズ)が.367で大きくリードしている。大谷もジャッジも偉業達成へ“壁”はあるが、オルニー記者は「でも、野球のシーズンは信じられないほど長いので、彼らがどうなるか見守りましょう」と期待を寄せていた。

(Full-Count編集部)

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