エ軍が日系27歳を“戦力外”に　移籍4戦目で4番抜擢も…元有望株は「トレード難しい」

ヒウラはエンゼルスでの10試合で打率.148、1打点だった

　エンゼルスは23日（日本時間24日）、日系3世のケストン・ヒウラ内野手をメジャー出場前提の40人枠から外し、事実上の戦力外（DFA）としたと発表した。ルイス・レンヒーフォ内野手が昇格した。

　27歳のヒウラは移籍2試合目で「2番・二塁」と先発出場した6日（同7日）の敵地・カブス戦で初のマルチ安打をマーク。移籍4戦目、8日（同9日）の本拠地・レンジャーズ戦では4番で起用された。だが、直近6試合は快音がなかった。10試合出場して打率.148、0本塁打、1打点と精彩を欠いた。

　若手有望株と期待され、2019年にブルワーズでメジャーデビュー。しかし、同年の84試合出場、打率.303、19本塁打、49打点がキャリアハイとなっている。6月11日にエンゼルスと契約し、マイナーでは今季68試合出場して打率.270、18本塁打、48打点。

　米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は「3Aの投手相手にいい成績を収めていたが、MLBの投手相手ではそれが続かなかった。オプション権を使い切っているので、エンゼルスは40人枠を外さずにマイナーに降格させることは不可能だった。トレードを成立させることは難しいと予想されるので、ウェーバーを通過するだろう」と今後の見通しを伝えた。

（Full-Count編集部）