残り56試合…オリ首脳陣の“心境”「もう終わってしまう」 後半戦は「勝たなきゃダメ」

オリックス・厚澤和幸投手コーチ【写真:北野正樹】
オリックス・厚澤和幸投手コーチ【写真:北野正樹】

オリックス・厚澤コーチ「いくらチーム防御率がよくても…勝てなかったら意味がない」

 オリックスは前半戦で首位・ソフトバンクに15.5ゲーム差をつけられ、借金「5」を背負って現在5位に沈んでいる。厚澤和幸投手コーチは、後半戦での巻き返しのため投手陣「総力戦」で臨むことを明かした。

「勝たなきゃ、ダメです。いくらチーム防御率がよくても、チームが勝てなかったら意味がないんです。残り試合、ファームにいる投手も含めて全員で勝ちにいきます」。大阪・舞洲の球団施設で球宴期間中の全体練習後、珍しく語気を強めた。

 前半戦のチーム防御率は、ソフトバンクの2.39に次ぎ、リーグ2位の2.77。一方、チーム打率はリーグ5位の.239にとどまる。ゲームは投手陣と野手陣の共同作業で成り立つ。不調の投手を打者が援護して立ち直らせ、投手はリズムよく投げて打者の奮起を促す。互いに補い合う存在が理想だが「ピッチャーが抑えている時に(点を)取れないという悪循環がある」と、試合後に中嶋聡監督が嘆いたこともあるように、投打の歯車がかみ合っていないのが浮上できない大きな要因でもある。

 厚澤コーチは真っすぐな目線で言葉を選ぶ。「たとえ防御率が悪くなっても、チームが勝てばいいんです。そのためには、勝てるゲームを増やし、勝てるゲームを勝ち切らないといけません。誰がいつ投げるのか、誰がどこで投げるのかではなく、全員で勝ちにつなげていかなければいけません」。投打のどちらに原因があるということではなく「投手陣としてできることをやり切る」との思いが込められている。

 26日から後半戦に入る。残り56試合となったオリックス。「もう、すぐに(シーズンが)終わってしまいます。後半戦からは誰が投げても、勝たなくてはいけません。一番勝てる確率の高いピッチャーからどんどん使っていきます」。見つめる先は、頂点しかない。

(北野正樹 / Masaki Kitano)

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