市立船橋、16分の“抗議”実らずサヨナラ負け 決勝…同点延長に守備妨害判定で得点無効に
甲子園の夢絶たれ…市立船橋の選手は泣き崩れる
第106回全国高校野球選手権千葉大会は27日、ZOZOマリンスタジアムで決勝が行われ、木更津総合と市立船橋が対戦。延長までもつれた熱戦は、延長10回に木更津総合が2-1でサヨナラ勝利を収めた。その直前の攻撃では、市立船橋が約16分間の猛抗議をする場面があった。
1-1で迎えた延長10回、無死一、二塁で市立船橋の攻撃からタイブレークがスタート。犠打で1死二、三塁となると、木更津総合の捕手が三塁へ牽制球を送った。三塁走者が帰塁を試みた際に送球が走者とぶつかってボール外野まで転々。勝ち越しのホームを踏んだものの、審判団は守備妨害の判定をし、三塁走者はアウトになった。
判定を巡ってか、市立船橋は伝令を送って抗議を行った。球審が場内説明を行った後も抗議は続き、約16分間にわたって試合は中断。結局、判定は覆らずに2死二塁で試合は再開された。
木更津総合はこの回を無失点に封じると、その裏の攻撃、先頭の和田達也内野手(2年)がエラーで出塁。二塁走者がサヨナラのホームを踏み、劇的な形で試合は終了した。
今夏の第106回大会は両校ともノーシードで決勝まで勝ち上がった。2022年の千葉大会決勝では、市立船橋が勝利していた。木更津総合は2年前の雪辱を晴らし、6年ぶり8度目の夏の甲子園を決めた。
(Full-Count編集部)