“選抜選考漏れ”から2年…聖隷クリストファー、初の決勝も涙 掛川西が26年ぶりV

聖隷クリストファーは初の夏決勝まで進んだものの、甲子園まで一歩及ばなかった(写真はイメージ)
聖隷クリストファーは初の夏決勝まで進んだものの、甲子園まで一歩及ばなかった(写真はイメージ)

聖隷クリストファーは2022年の東海大会で準優勝も選抜に出場できず

 第106回全国高校野球選手権静岡大会の決勝戦が29日、草薙球場で行われ、掛川西が聖隷クリストファーに7-2で勝利。26年ぶりの夏の甲子園出場を決めた。聖隷クリストファーは初の夏決勝まで進んだものの、一歩及ばなかった。

 シーソーゲームを掛川西が制した。初回に聖隷クリストファーが先制するも、直後の攻撃で8番・杉山侑生外野手(3年)が2死から2点二塁打を放って逆転に成功。3回に再び追い付かれたものの、またしても直後の4回、1死満塁から杉山が走者一層の三塁打を放って5-2と突き放した。

 その後は両者ともなかなかホームが遠かったが、8回に掛川西が代打・宮崎凌月外野手(3年)の中前打で貴重な追加点をあげた。9回にも本塁打で1点を加えて7-2で逃げ切り、26年ぶりとなる夏の甲子園の切符を手にした。2009年には第81回選抜高校野球に出場していたが、当時チームを率いていたのは聖隷クリストファー高の現監督・上村敏正氏という縁でもあった。

 一方の聖隷クリストファーは創部以来、初の決勝進出も涙をのむ結果に。コロナ禍で甲子園大会が中止された2020年夏は7回制で行われた県の独自大会で優勝。2022年の選抜出場校の選考では、前年の秋に東海大会で準優勝しながらも2枠の東海地区で選出されずに大きな反響を呼んでいた。

(Full-Count編集部)

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