関東第一、春夏連続で甲子園出場 夏は2019年以来…帝京は13年ぶりの聖地ならず

甲子園出場を決めた関東第一ナイン【写真:宮脇広久】
甲子園出場を決めた関東第一ナイン【写真:宮脇広久】

帝京との熱戦制す

 夏の高校野球東東京大会の決勝戦が29日、神宮球場で行われ、関東一高が8-5で帝京高を破り、春夏連続の甲子園出場を決めた。夏の甲子園は2019年以来5年ぶりとなる。帝京は13年ぶりの聖地出場とはならなかった。

 今春の都大会を制した帝京との一戦。関東第一は2回、1死二、三塁から8番・小島想生内野手(3年)の二ゴロの間に1点先制。3回には1死二、三塁の場面で、4番で主将の高橋徹平内野手(3年)が右中間を破る2点二塁打を放ってリードを広げた。

 3回の守りで強打の帝京に逆転を許すも、4回には、また内野ゴロの間にしぶとく4-4の同点とする。5回には無死一、三塁で越後駿祐内野手(2年)が勝ち越し適時二塁打、相手のパスボール、野選、悪送球などが重なり、一気に4点を勝ち越した。6回からはエースの坂井遼投手が登板。6回に1点を返されたものの、その後は反撃を許さず、9回もゼロに抑えた。

 関東第一は今年の選抜に8年ぶり7度目の出場を果たすも、“開幕戦”で八戸学院光星(青森)に延長タイブレークの末に敗れている。試合後のインタビューで高橋は「忘れ物を獲りに行きます。まずは1勝です」と目標を掲げた。今夏はどこまで勝ち進むか注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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