菅野の「復活が最大の補強」 “悪夢”からのトップ9勝…復活支える“宝刀”の「2.47」

巨人・菅野智之【写真:荒川祐史】
巨人・菅野智之【写真:荒川祐史】

巨人・菅野が復活…リーグトップの9勝を挙げている

 巨人の菅野智之投手が華麗なる“復活”を遂げている。現在リーグトップタイの9勝目をマークしており、自己ワーストの4勝だった昨年からの“V字回復”にファンも「巨人軍の誇り」「変わらずエース」などと称えている。

 34歳の菅野は28日のDeNA戦(横浜)で9回を7安打安打、無死球の無失点に抑えて、2021年4月16日のDeNA戦(横浜)以来の完封で9勝目を飾った。広島の床田寛樹投手に並ぶリーグトップで、2年ぶりの2桁勝利は目前となった。

 昨年は自身初の開幕2軍スタートとなり、1軍昇格は6月11日までズレ込んだ。しかし同20日は抹消。7月1日に再び登録されたが、自己ワーストの4勝8敗に終わっていた。

 菅野の生命線でもある切れのスライダーが復活を示している。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAによるとスライダー100球当たりの失点増減「wSL/C」は12球団最高の「2.47」。去年が「-1.77」だったことを考えると“宝刀”の復活が成績に直結しているといえそうだ。

 SNSにも「復活が最大の補強」「最高やった」「首位固めに風」「最多勝を取って欲しい」「本当に凄かった」「すげぇなマジ」「やっぱすげー」といった復活を喜ぶファンの声が相次いでいた。

(Full-Count編集部)

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