カブス劇的勝利 鈴木誠也が節目の50号で貢献…今永昇太、7回途中4失点も黒星回避
9回2点差を大逆転…地区首位ブルワーズまで6ゲーム差
【MLB】カブス 5ー4 カージナルス(日本時間2日・シカゴ)
カブスが劇的勝利を飾った。1日(日本時間2日)に本拠地で行われたカージナルス戦、2点差で迎えた9回に3点を返してサヨナラ。鈴木誠也外野手は今季16号で勝利に貢献した。今永昇太投手は7回途中4失点で敗戦投手の可能性もあったが、味方の反撃で黒星を回避した。
今永は初回2死からポール・ゴールドシュミット内野手に中越えソロを被弾。2回は1死一、三塁のピンチを背負うも、ゼロに抑えた。3者凡退のイニングは4回のみと苦しいマウンドながらも粘りのピッチングで援護を待つと、日本人戦士がその期待に応える。
1-1で迎えた6回、鈴木誠也外野手がバックスクリーン左へ勝ち越しソロを放った。飛距離459フィート(約139.9メートル)は自己&今季チーム最長の特大弾、これでメジャー通算50号に到達。今永に勝ち投手の権利が発生した。
しかし直後、左腕は崩れる。1死一塁からメイソン・ウィン内野手に逆転2ランを被弾。さらに2死二塁としたところで降板し、代わったホルヘ・ロペス投手が適時打を許して自責点は4になった。被安打10は6月21日(日本時間21日)のメッツ戦で許した11本以来、自己ワースト2位。6回2/3を投げて10安打4失点、無四球7奪三振、防御率3.09はリーグ6位となった。
試合は2-4のまま9回に突入。先頭の鈴木は一飛だったが、続くコーディ・ベリンジャー外野手が中越えソロを放って1点差に。2死後、ニコ・ホーナー内野手が中前打で出塁し、すかさに二盗を決める。カーディナルはチャレンジするも判定は覆らず。そしてダンズビー・スワンソン内野手はカウント1-2と追い込まれながらも、意地の適時打で試合を振り出しに。
最後はマイク・トークマン外野手が左翼線へ二塁打を放ち、試合を決めた。カブスはこれで53勝58敗、勝率.477で依然として中地区最下位だが、地区首位ブルワーズまでは6ゲーム差。後半戦の巻き返しに期待したい。
(Full-Count編集部)