50億円契約も防御率5点台…驚きなしの“戦力外” 米指摘「獲得するチームはない」
アストロズのラファエル・モンテロがDFAに
アストロズのラファエル・モンテロ投手は7月31日(日本時間8月1日)、DFA(事実上の戦力外)となった。3年3450万ドル(約51億4800万円)の2年目で、今季は41試合で防御率4.70だった。まだ来季の1150万ドル(約17億円)の契約は残っているが、チームは放出する決断を下した。
2021年のトレード期限でマリナーズから移籍し、2022年は71試合で防御率2.37の好成績をマーク。オフにFAとなって再契約を結んだ。昨年は68試合に登板も防御率は5.08だった。33歳のモンテロは、再契約から昨季と今季の計109試合で防御率4.94と、契約前のような成績は残せなかった。50登板に到達すれば10万ドル(約1500万円)というインセンティブも受けとることができなかった。米メディア「CBSスポーツ」は、「アストロズは契約をドブに捨てる」との見出しで報道している。
アストロズは6月にホセ・アブレイユ内野手を3000万ドル(約44億7700万円)以上の契約を残して、DFAとした。アストロズは、アブレイユとモンテロが契約を結んだ時はジェームズ・クリックGMがジム・クレインオーナーと対立して辞任。この2選手はクレインオーナーが直接交渉して獲得した選手だった。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、アストロズはモンテロのトレードを画策していたものの「失敗に終わった。成績を考慮すると、驚くことではない」と説明。残る契約と成績から、「ウェーバーで獲得するチームは間違いなくいない」と厳しい論調だ。
(Full-Count編集部)