ジャイアンツ、スネルがノーヒッター達成 今季初勝利で偉業、通算202登板で初完投も
レッズ戦で達成
【MLB】ジャイアンツ 3ー0 レッズ(日本時間3日・シンシナティ)
ジャイアンツのブレイク・スネル投手が2日(日本時間3日)、敵地で行われたレッズ戦でノーヒットノーランを達成した。スネルは9回を投げ切るのがメジャーキャリアで初。また、ジャイアンツ加入後では初勝利というオマケ付きだ。
奪三振ショーで偉業を飾った。初回先頭から3者連続三振を奪うと、2回に四球で走者を出すも4回には再び3者連続K。5回は2つの四球を出したが、ここでも安打を許さなかった。その後も勢いは衰えず、メジャー9年目で初めて8回を投げ切り最終9回へ。2死を簡単に取り、最後はエリー・デラクルーズ内野手を右飛に仕留め、左腕はガッツポーズ。ナインと歓喜を味わった。
31歳のスネルは2011年ドラフト1巡目追補(全体52位)でレイズ入り。2018年には21勝5敗、防御率1.89で自身初のサイ・ヤング賞に輝くと、パドレス移籍後の昨季も2度目の受賞を果たした。
オフにFAとなり、2年6200万ドル(約92億5600万円)でジャイアンツと契約。しかし故障や不振で結果を残せず、この日の試合前の時点で10試合に登板し0勝3敗、防御率5.10にとどまった。しかし、見事に偉業を達成。ジャイアンツ投手によるノーヒッターは今回で18回目。2015年6月9日(同10日)のクリス・ヘストン投手以来、9年ぶりだった。
また、今季のメジャーリーグではロネル・ブランコ投手(アストロズ)とディラン・シーズ投手(パドレス)が快挙を達成している。