“逃げた敵将”はジャッジを「見たくなかった」 ボンズでさえなかった…珍戦略のワケ

ブルージェイズ戦に出場したヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】
ブルージェイズ戦に出場したヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】

ジャッジは初回に2戦連続弾…続く打席は走者なしで申告敬遠

【MLB】ヤンキース 8ー3 Bジェイズ(日本時間4日・ニューヨーク)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が3日(日本時間4日)の本拠地・ブルージェイズ戦で初回に41号2ランを放った。続く打席は走者なしの場面にも関わらず申告敬遠で歩かされた。走者がいない中で歩かせたブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は「彼のスイングを見たくなかった」などと説明した。

「3番・指名打者」で出場したジャッジは1点を初回1死一塁で、左中間へ2試合連続の41号2ランを放った。止まらぬ打棒の32歳に対して、ブルージェイズは異例の措置を取った。3点リードの2回2死走者なしで迎えた第2打席では申告敬遠を選択。一塁に歩かせた。

 MLB公式によると、ジャッジは「試合はまだ序盤で、その時点ではまだかなり接戦(4-1)だった。また同じことが起こらないことを祈るよ。どうなるだろうね」と語ったという。

 今季、メジャーで走者なしの敬遠は今回が初。昨年も3度しかないレアケースだった。このジャッジへの対応について記事では「ボンズでさえ今回のような敬遠はなかった」といかに敵チームにとってその打棒が脅威であるかを伝えている。

 シュナイダー監督は「正直に言うと、彼がスイングするのを見たくなかった」と説明。「彼に対しては本当に慎重になるべきだと話しているが、本当にうまくやろうとするとミスにつながる可能性がある。彼はリーグの他の誰とも違うカテゴリーにいる。一振りで試合の流れをひっくり返すことができる」と今回の戦略について説明した。41本塁打、103打点、OPS1.154はメジャー断トツ。ジャッジ攻略は極めて困難なようだ。

(Full-Count編集部)

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