ハムOBが目撃…大谷翔平が劇的に変わった10年前 まるで“別人級”の進化「驚かされた」
通算2012安打…「サントリー ドリームマッチ 2024」に出場した田中幸雄氏
プロ野球のレジェンドOBたちが2チームに分かれて対戦する「サントリー ドリームマッチ 2024」が5日に東京ドームで行われ、元日本ハム内野手で通算2012安打を誇る田中幸雄氏も「ザ・プレミアム・モルツ球団」の一員として参加。ドジャース・大谷翔平投手に関する“噂”についても言及した。
1967年12月生まれで56歳の田中氏は試合前、「今日の僕の役割は自分が活躍することではなく、先輩方をアシストすることです。もともと目立つのは好きではありませんから」と謙虚な人柄そのままのコメントを残した。
現役時代は日本ハムひと筋に22年間活躍し、「ミスター・ファイターズ」の異名を取った。引退後も日本ハムで1軍打撃コーチなどを歴任し、大谷が在籍した5年間(2013-17年)は最初の2年間が2軍打撃コーチ、2015年からの3年間は2軍監督を務めた。「大谷は1年目のシーズンを終え、2年目の春季キャンプに姿を見せた時、体つきが見違えるようにたくましくなっていたことに驚かされました」と振り返る。
「どんなトレーニングをしてきたのかはわかりませんが、球団から渡されたメニューをこなしているだけでは、絶対にああはならない。彼があれだけの選手になったのは、素質に恵まれていたからだけではありません」と田中氏は強調した。
実は、大谷が今年2月に結婚を発表した際、真美子夫人の父親が田中氏ではないかという、出所不明の噂がSNS上を駆け巡ったことがあった。田中氏は「残念ながら、僕に子どもはいません。年齢的には、彼女くらいの子どもがいてもおかしくはありませんが……。どこからああいう話が出てきたのですかね?」と戸惑うばかりだ。
真美子さんはバスケットボールの日本代表候補に選出されたほどのアスリートで、旧姓が「田中」。しかも“日本ハムつながり”があったことから生まれた噂なのだろう。田中氏自身、野球だけなく、ゴルフでもつわものぞろいの球界で屈指の腕前を誇り、ベストスコア64。確かにイメージは重なるが、さすがに“大谷の義理の父”説は事実ではない。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)