ド軍剛腕の復帰登板は「残酷な形で終わった」 8球で涙の負傷降板は「心が痛む光景」
グラテロルが6回から312日ぶりにメジャー登板も8球で負傷降板
【MLB】ドジャース ー フィリーズ(日本時間7日・ロサンゼルス)
ドジャースのブルスター・グラテロル投手が6日(日本時間7日)、本拠地で行われたフィリーズ戦で今季初登板も、右太腿裏の負傷でわずか8球で緊急降板した。涙を流し、両脇を抱えられながら退場する様子に、地元放送局も愕然としている。
グラテロルは6回から3番手で登板。ハーパーを三飛に打ち取りボームに右前打された後、4番のリアルミュートに対する投球中だった。右太腿裏を抑えて動けなくなり苦悶の表情を浮かべた。
ド軍放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況ジョー・デービス氏は「心が痛む光景です。彼の感情が伝わってきます」と思いやり、「重苦しい雰囲気が両軍で漂っています。フィリーズベンチも、この登板がブルスター(グラテロル)の復帰戦ということを理解しています。彼らも、深刻な怪我は見たくないものです」と伝えた。
解説のジェシカ・メンドーサさんも「彼はリハビリを頑張っていました。トンネルにいて、明るみが見えた瞬間にこれです。10球も投げていないんですよ」と残念がった。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のドジャース番を務めるファビアン・アルダヤ記者は「グラテロルは抱えられながら退場した。彼は明らかに感情的になっている。シーズンデビュー戦は、残酷な形で終わってしまった」。312日ぶりのメジャー登板で襲った悲劇に、誰しもが心配そうだった。
(Full-Count編集部)