着々と育つ大谷翔平の“後輩” チームは苦戦も…若手トリオが16HR、170キロ右腕も

エンゼルスのジョー・アデル(左)とローガン・オハッピー【写真:Getty Images】
エンゼルスのジョー・アデル(左)とローガン・オハッピー【写真:Getty Images】

苦しいエンゼルスだが…成長している若手たち

 エンゼルスは今季、9日(日本時間10日)の試合を終えた時点で51勝65敗で地区4位となっている。昨季まで投打の柱だった大谷翔平投手が抜け、今季もプレーオフ進出は厳しい状況となっている一方で、成績を伸ばしている若手が多く、選手が育っているのも事実だ。

 昨オフに大谷が抜け、マイク・トラウト外野手も怪我の影響で開幕時以降は戦力になっていない状況で、今季も厳しい戦いを強いられている。一方、昨年からチームに所属する若手5選手が2桁本塁打をマーク。ウォードは30歳になるが、オハッピー、ネトは16本塁打、アデルは17本塁打、シャヌエルも12本塁打を記録している。

 アデルは打率こそ.202だが、今季は辛抱強く起用されて106試合で17本塁打、53打点と経験を積んでいる。遊撃を守るネトは昨年の打率.225から.262に上げており、OPSは.783。オハッピーも昨季の14本塁打をすでに上回り、強打の捕手として活躍中するなど、打撃面での若手の成長が著しい。

 また負傷が多いものの、27歳のルイス・レンヒーフォ内野手も打率3割をマークしている。投手では、2022年ドラフト3巡目(全体89位)で最速170キロ右腕のベン・ジョイス投手が18試合連続無失点の投球を見せた。

 ミッキー・モニアック外野手や、先発陣を引っ張るはずだったリード・デトマーズ、パトリック・サンドバル両投手は苦戦。上位進出のため投打ともに底上げは必須だが、ポテンシャルの高い選手は揃っている。

(Full-Count編集部)

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