超有名彼女の前で…怪物新人が見せた“変化” 大谷翔平に見せたかった「別のスタイル」

ドジャース戦に先発したパイレーツのポール・スキーンズ【写真:Getty Images】
ドジャース戦に先発したパイレーツのポール・スキーンズ【写真:Getty Images】

スキーンズは大谷との前回対戦で被弾→3打数無安打2三振に封じる

【MLB】ドジャース 4ー1 パイレーツ(日本時間11日・ロサンゼルス)

 パイレーツの剛腕新人、ポール・スキーンズ投手は10日(日本時間11日)、敵地・ドジャース戦に先発し、6回4失点で2敗目を喫した。4失点はキャリアワーストだった一方で、大谷翔平投手を3打数無安打2三振と封じた。試合後、「前回の教訓を得たってことだね」と話し笑った。

 昨夏の全米ドラフト1位でプロ入りしたスキーンズは今年メジャーデビュー。6月5日(同6日)に大谷と初対戦を果たした。第1打席は3球三振に封じたものの、第2打席は100.1マイル(約161キロ)のフォーシームを本塁打、第3打席は右前打を許し、3打数2安打と打ち込まれていた。この日は初回の第1打席を一ゴロに抑えると、第2打席、第3打席はそれぞれ空振り三振に仕留めた。

 6月の対戦では大谷に投じた12球中8球がフォーシームだったが、今回は投じた13球のうちフォーシームはわずか4球。空振り三振を奪った決め球はいずれも変化球だった。試合後「彼には別の(投球)スタイルを見せたかったんだ」と明かした。

 エンゼルスの本拠地アナハイム近郊出身の右腕。高校時代の2018年には大谷の本拠地投手デビューを生観戦し、その後二刀流にも挑戦したことがある。この日、スキーンズの両親とガールフレンドでインフルエンサーのオリビア・ダンさんがバックネット裏で生観戦。家族が見守る中で大谷には完璧な投球を披露したが、悔しい2敗目となった。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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