大谷翔平は「大振りになっている」 得点機で4度凡退…指揮官指摘「点を返す必要がある」

試合後の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:川村虎大】
試合後の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:川村虎大】

同点の延長10回1死二、三塁で内野フライ「HRは必要ない」

【MLB】ドジャース 6ー5 パイレーツ(日本時間12日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平は11日(日本時間12日)、本拠地・パイレーツ戦で6打数1安打に終わった。4度の得点圏はいずれも凡退。チームはサヨナラ勝ちを収めたが、試合後、デーブ・ロバーツ監督は「映像を見返さなければならないが、少し大振りになっているのだと思う」と指摘した。

「1番・指名打者」で出場したこの日、初回の第1打席は左飛、2回1死二、三塁の第2打席は浅い中飛に倒れた。4回にも1死二、三塁のチャンスで打席に立ったが、詰まった当たりの一ゴロに倒れた。

 6回2死の第4打席は右翼線へ痛烈な三塁打を放ったが、8回1死二塁の第5打席は“人類最速左腕”チャップマンのスライダーで遊飛に倒れた。さらに同点の延長10回1死一、二塁で迎えた第6打席。サヨナラのチャンスは三飛だった。

 8月は39打数7安打の打率.179と苦しみ、4月5日(同6日)からキープしていた打率3割をついに下回った。この日、得点圏では4打席凡退。「点を返すには、球を打ち上げればいいだけのときもある。(そういうとき)HRは必要ない」と不振にあえぐ主砲に提言した。

 今季、得点圏では108打数25安打で打率.231。35本塁打のうち、得点圏での一発はわずか2本となっている。指揮官は「走者を置いてショウへイに打席が回ってくるのはいいこと」としつつ「彼がそういう場面で打つことに私は今でも賭けるが、彼が打つ必要があるときにはもう少しあのスイングがコンパクトになるのが見たい」と注文も忘れなかった。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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