大阪桐蔭を撃破した右腕の“正体” 止まらぬ名門食いにX騒然「これは本物だ」

大阪桐蔭戦に先発した小松大谷・西川大智【写真:加治屋友輝】
大阪桐蔭戦に先発した小松大谷・西川大智【写真:加治屋友輝】

小松大谷・西川大智が92球で大阪桐蔭を5安打完封

 第106回全国高校野球選手権大会で、3年ぶり3度目出場の小松大谷(石川)が旋風を巻き起こしている。1回戦で明豊(大分)、2回戦で大阪桐蔭を破り、3回戦に進出。原動力はエース・西川大智投手で、大阪桐蔭戦ではマダックス(100球未満の完封勝利)を達成した。躍動する右腕にX(旧ツイッター)も騒然。「惚れてまう」「これは本物」「えぐいな」と声をあげている。

 西川が大阪桐蔭打線を手玉に取った。散発5安打。僅か92球で、スコアボードに9つのゼロを並べた。5度の夏優勝を誇る大阪桐蔭が夏の大会で初めて喫した完封負け。春夏通じて最多の70勝を誇る西谷浩一監督も「うまく間合いを取りながら、粘り強く投げられた」と脱帽した投球だった。

 180センチ、68キロの細身。この日の速球の最速は136キロで奪三振は1つだったが、打者のタイミングを外しながら丁寧にコースを突き、凡打の山を築いた。石川大会では、今年の選抜大会で4強入りした星稜との決勝で6安打完封勝利。甲子園では明豊戦で8安打されながら6回4失点にまとめ、この日は大阪桐蔭に快投を見せた。

 全国的には無名の右腕の快投にXも騒然。「凄すぎる」「素晴らしい投球」「見てて気持ち良い」「不思議な投手」「素晴らしい投手がいたものだ」「投手は球速じゃないんだ」「何者だよ」「手の付けようがないピッチング」とコメントが寄せられた。3回戦では17日に智弁学園(奈良)と対戦する。登板機会があれば、どんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。

(Full-Count編集部)

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