“投手・大谷翔平”に影響も…MLBが衝撃の新ルールを検討 米報道「選択肢はある」
MLBで、またもや「新ルール」が生まれる可能性
メジャーリーグ機構(MLB)が“衝撃”の新ルールを検討していると、米スポーツ局「ESPN」のジェシー・ロジャース記者が15日(日本時間16日)に報じた。「先発投手は6イニング以上を投げなければならない」というものだ。
昨季からはピッチクロック(投球時間制限)、守備シフトの禁止、ベースの巨大化、牽制の回数制限など新ルールが導入されてきた。マウンドに上がれば、最低でも3人の打者と対戦するか、該当イニングを投げ終わるまで投手交代が禁じられるなど、試合時間短縮などを目的として、新たなルールが追加されている。
同記者によれば「(MLBは)先発投手たちに、マウンドにいる時間をより長くしてもらいたいと思っている。つまり、より長く試合で投げてもらいたいということだ。そして手術室で過ごす時間を減らすことも、彼らの望みだ」と新ルール検討の理由が言及されている。
同記者の報道ではMLBは「先発投手の注目度を回復させ、怪我の広まりを減らすことに関心を持っている。そう言った問題に対処するための選択肢は、たくさんある」と、次なる一手が示されている。
そうは言っても、どんな状況でも6イニングを投げなければならないわけではない。「100球を投げる」「自責点4以上」「怪我」では6回を持たずの降板も可能という計画。ただ、怪我の場合は降板後に負傷者リスト入りすることが求められるという。
このことを知ったロイヤルズのセス・ルーゴ投手は「僕らはみんな、最低でも6回は投げたいと思っているよ」と言葉を前に出した。ただ、現実では「6回以上投げる」ことに到達しなくなっている。2014年の先発投手の登板における平均投球回数は「5.97回」だったのに対して、今季は「5.25回」と減少。さらに3Aでは「4.3回」にまで下がっていると同記者は言及している。
昨年9月に右肘手術を受けたドジャース・大谷翔平投手は来季の投手復帰が期待されている。新たなルールが導入されれば、復活への影響も必至。検討段階とはいえ、またしても野球に“変化”が訪れる雰囲気が漂ってきていることは、間違いなさそうだ。
(Full-Count編集部)