予想外の150人京都泊 聖地応援も…まさかの“延泊”に「どうしようもない」
東海大相模の一般生徒は急遽“後泊”に
台風の影響は甲子園にも響いた。第106回全国高校野球選手権大会は16日に大会第10日が行われ、第1試合で東海大相模(神奈川)と広陵(広島)が対戦。強豪校同士の対決に注目が集まるが、東海大相模の応援団には別の問題が起きていた。
台風7号が関東地方に接近している影響で、東海道新幹線は16日の東京と名古屋間の上下線で終日運転を取りやめると発表した。この影響は高校野球にも直撃。第1試合の応援に駆け付けた、東海大相模の一般生徒約150人の帰る手段がなくなってしまった。
元々、第1試合ということもありメンバー外の選手や吹奏楽、チアの部員たちは15日の午後8時に神奈川を出発。試合後は関西圏に宿泊予定だったこともあり問題はなかった。急遽予定変更があったのは一般生徒約150人だった。
予定通り一般生徒は15日に新幹線で移動。京都に前泊し、試合後に新幹線で神奈川まで帰る予定だったが、台風の影響もあり、甲子園には辿り着けたものの、帰る手段がなくなってしまった。計画運休を見越していた学校側は、急遽2日前に後泊することを決定。京都で約150人が泊まれる宿を旅客業者に探してもらう事態となった。無事に全員が宿泊できる宿が見つかったが、思わぬドタバタ劇となった。
東海大相模の柴清教諭は「台風はどうしようもないですけどね。無事に来られて本当に良かったです」と胸をなでおろした。台風の影響も乗り越え、約1400人の大応援団が聖地から声援を送った。