山本由伸、2か月ぶり実戦練習で151キロ「しっかり投げられている」 復帰へ順調
打者5人に対し安打性ゼロ&2奪三振「しっかり投げられている」
ドジャースの山本由伸投手は16日(日本時間17日)、敵地・カージナルス戦前に実戦形式の投球練習を行った。打者5人に対し、安打性の当たりはゼロ、2奪三振。「すごく良かったかなと思います」と手応えを明かした。
緊急降板した6月15日(同16日)の敵地・ロイヤルズ戦以来の実戦形式。キアマイアー、パヘス、アーメドと延べ打者5人に対し17球を投じた。スプリットなどの変化球もほぼ全球種を投げ込み、安打性の当たりはゼロ。空振り三振を2つ奪った。
取材に応じた山本は「とりあえず一つ段階を進めてほっとしている気持ち」と安堵の表情を見せた。最速は約94マイル(約151.2キロ)と明かし「しっかり投げられていますし、次投げたらもうちょっと多分上がると思います」と見通しを語った。
当初、デーブ・ロバーツ監督が2イニングを予定していると明かしていたが、予定より短い打者5人で終了した。この日、セントルイスの気温は33度。指揮官は「彼は少し疲れていた。私はそう聞いている」と説明し、「終わった後も(体の)感覚は良さそうだった」と話した。
山本は今後について、もう一度、実戦形式の投球練習を行う予定と明かした。9月の復帰に向け、順調な仕上がりを見せている。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)