大谷翔平、不振脱出へ「違うことやってる」 悩む「動きにラグ」…38号後の一問一答
3打数1安打2盗塁…38号に「よかった反面、ほかの打席もいい打席に」
【MLB】カージナルス 5ー2 ドジャース(日本時間18日・セントルイス)
ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地で行われたカージナルス戦に「1番・指名打者」で出場し、4試合ぶりの38号ソロを放った。3打数1安打2盗塁で、史上6人目の「40本塁打&40盗塁」は目前も、チームは2-5で敗戦。試合後の一問一答は以下の通り。
――調子は上がっていないと思うが本塁打の感覚は。
「甘い変化球でしたけど本塁打になってくれてよかった反面、ほかの打席ももうちょっといいクオリティのいい打席にしたいなと思います」
――8月の不振の原因は。
「100%自分の動きというか、技術的な部分かなとは思いますね」
――アプローチよりもスイング、フォーム的なものか。
「そうですね。動き方じゃないかなと思いますね。構えている段階で、いい未来があまり見えていない感じではあるので、それはアプローチ、色んなところで補うのもまた技術ですし、自分の状態を上げていくというのもまたそれも技術かなと思います」
――バランスが崩れる理由は相手投手の戦略かスイングか。
「スイングというか、構えだとは思っているので、攻め方自体が大きく変わっているわけではないですし、基本的にはどんな球種でもストライクに来た球は打てる球だと思っているので、自分が打ったと思っているのが空振りしたりファウルになっているという状態があまりよくないなと」
――改善方法は練習の中で変えていくのか。特別なことは。
「調子が悪いときっていうのは戻すためにいろいろやったりはするので、そういう意味では普段ともちろん違うこともするし、試合前の準備はあまり変えないようにしていますけど、それ以外の自分の状態を戻す作業というのを、多少いいときよりは違うことをやっているのかなと思います」
故障者続出も「事故的な怪我、今日もですけどどうすることもできない」
――故障者が多いがチームの成績に影響しているか。
「事故的な怪我、今日もそうですけど、もちろんどうすることもできないので。慢性的というかケアの部分でミスをしてではない。もちろんフレディもいた方が強いし、ムーキーたちもいた方が強いし、そこは間違いないのかなと思います」
――いいイメージを持てないというのは打席でどういう感覚か。
「よくないときは、だいたいそんな感じかなと思います。動きにラグが多いなと。打ったと思っているボールがちょっとのズレでコンタクトできてない、またはいい打球になっていないというのは、多少悪いときは多いのかなと思います」
――技術が思ったよりうまくいっていない。
「いい時もありますし、それが継続的に続いていかない部分もあるので、またいい打球を打っても結果的にアウトになる打席が今月は多いのかなと思うので、そういう意味でいい打席がいい結果になるかならないかで、自分の中でそれが本当に正しい技術なのかどうなのかという確認がしにくいので、多少戻しづらくなっている要因もあるのかなとは思います」
――30球団から本塁打。
「もちろんリーグが変わっているので、そういう意味ではやるチームが均一がとれてきてはもちろんいるので、どういうチームからでも打てるのはいいことですし、どういう投手が来てもいいクオリティの打席を送れればいいのかなと思います」
――盗塁に関しては。
「自信のあるときしかいっていないので、自分がいけるという高い確率でセーフになるときにはもちろんいっているので、後ろにいい打者が多いですしそこまで無理する必要は逆にないのかなと思いますし、早いカウント、早い段階で二塁にいればそれはそれでいいんじゃないかなと思いますね」
――「40本塁打&40盗塁」が目前に迫り1つのモチベーションになるか。
「もちろん増えていけばいいなとは思いますけど、正直今、首位にいますけど僅差ではあるので、いい段階で勝ちを積み上げていって、なるべく余裕のある状態で9月に入れるのがベストなので、今はその方が大事かなと思います」
(Full-Count編集部)