打席で崩れ落ちた大谷翔平のライバル 衝撃の負傷でMVP戦線に影響か…監督悲痛「つらい」
足首の負傷悪化か…Dバックスのマルテがハーフスイングした際に崩れ落ちる
今季のナ・リーグMVPレースで、ドジャース・大谷翔平投手の“ライバル”とされているダイヤモンドバックスのケテル・マルテ内野手が18日(日本時間19日)の敵地・レイズ戦に代打で登場したが、まさかの事態に見舞われた。ハーフスイングした際に故障箇所である左足首を悪化させたようで、その場に転倒。そのままフィールドを去った。トレイ・ロブロ監督によると、復帰時期は未定だという。
マルテは10日(同11日)の本拠地・フィリーズ戦で守備の際に左足首を痛めた。地元メディア「アリゾナ・セントラル」のダイヤモンドバックス番、ニック・ピエコロ記者によると、13日(同14日)の時点で指揮官は、軽度の足首の捻挫で、日々様子見であると、マルテについて説明。負傷者リスト(IL)入りは避けられるはずと見通しを語っていた。
17日(同18日)の敵地・レイズ戦は「1番・指名打者」で先発して3打数1安打だった。翌18日(同19日)の試合は9回に代打で登場し、ハーフスイングした際にその場に転倒。苦悶の表情を浮かべトレーナーに付き添われて退いた。MLB公式によると、足首を悪化させたという。マルテがいつラインナップに復帰できるかについてははっきりしていないとロブロ監督は語った。
指揮官は「いい状態には見えなかった。あんな風に最高の選手をフィールドから外すのはつらい。だが、彼はプレーを熱望していた。非常に強い男だし、素晴らしい打者だ。彼には少しだけ休みが必要。間違いなく彼は100%の状態ではない」と説明したという。
30歳のマルテは打率.298(ナ・リーグ3位)、30本塁打(同3位)、81打点(同5位)、OPS.930(同3位)をマークしている。米データサイト「ベースボール・リファレンス」による勝利貢献度「WAR」は6.2でリーグ1位。同2位の大谷の6.1を上回る。
MVP候補の長期離脱危機にファンも反応。SNSには「マルテもう限界やろ スイングした際の負荷に足が耐えられない」「またマルテ怪我しとるがな!!」「マルテ代打で出て代打出されるって……」「一番残念なのは、マルテの怪我。ロブロさん、頼むよー」「マルテはきつそうやな……打線強いチームなだけに補えると思うけど」とコメントが寄せられた。3連敗を喫したダイヤモンドバックスはナ・リーグ西地区で首位・ドジャースに4差、2位・パドレスに1差の3位。マルテが長期離脱となれば、プレーオフ争いにも暗雲が立ち込めることは必至。果たして早期復帰は可能だろうか。