快進撃の大社、準々決勝で敗退 93年ぶり8強も…救援登板の馬庭は5失点に号泣
一塁側アルプスは満員…大応援団が後押し
第106回全国高校野球選手権大会は19日、大会第12日が行われ、準々決勝第4試合では大社(島根)が神村学園(鹿児島)に2-8で敗れ、107年ぶり4強進出を逃した。
この日はエースの馬庭優太投手(3年)がベンチスタートとなり、岸恒介投手(3年)が先発。初回を無失点に抑えると、その裏には1死三塁から石原勇翔捕手(3年)の遊ゴロで先取点を奪った。2回と4回に失点して逆転を許すも、4回には敵の失策もあって同点に追いついた。
5回は2番手の山本佳汰投手(3年)が無死一、二塁のピンチを招いたところで、満を持して馬庭がマウンドへ。守備の乱れで勝ち越しを許したものの、最少失点で切り抜けた。
6回は無失点に抑えたが、7回に四球から4連打を浴びて4点を奪われ、8回にも1点を追加されて試合を決められた。
同校の応援団責任者によると、この日はブラスバンド含む450人の在校生が駆けつけ、2800枚のアルプスのチケットは完売。アルプスがぎっしりと埋まり、大きな声援を送った。
大社は初戦で選抜準優勝の報徳学園(兵庫)に勝利すると、創成館(長崎)、早実(西東京)との試合は延長タイブレークを制し、93年ぶりとなる8強進出を決めていた。