米でも彷彿させる“甲子園”「クレイジーな気分」 “日本流”に感嘆の声「敬礼する」

ジャイアンツのマーク・カナ【写真:ロイター】
ジャイアンツのマーク・カナ【写真:ロイター】

オークランドでの最終戦で「記念の土」を持ち帰ったジャイアンツのカナ

【MLB】ジャイアンツ 4ー2 アスレチックス(日本時間19日・オークランド)

 メジャーの舞台でも“日本流”の風習が見受けられた。ジャイアンツのマーク・カナ内野手が18日(日本時間19日)のアスレチックス戦で「記念の土」を持ち帰ったと、地元ベイエリアで活動するフォトジャーナリストのホセ・ファヤルド氏が報じている。

 カナはアスレチックスに在籍した経緯もあり、今季最後となったオークランドでの試合に胸を熱くした様子だった。来季からアスレチックスはサクラメントへ暫定的に本拠地を変更することが決定。カナにとってオークランドは“ラストゲーム”だった。

 ファヤルド氏が「打席付近の土をかき集めた」として自身の公式X(旧ツイッター)に写真を添えて投稿すると「(彼にとって)特別な思いでこの試合を望んだんだろう」「この男に敬礼する」「ベイエリアのレジェンド」など、称賛の声が上がった。

 さらにジャイアンツの地元放送局「NBCスポーツ・ベイエリア」のアンディ・リンドクィスト氏はコロシアムでの最終戦について試合前に語るカナを紹介。「なんだかクレイジーな気分だ。この日が来てしまったことが信じられないし、今日はいろいろな感情が押し寄せるだろう。そして、しばらくの間(その感情を)留めておくだろう」。寂しい感情をしまいこんで、新しい舞台に目線をやった。

(Full-Count編集部)

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