聖地に吹いた“向かい風”…「完全に雰囲気はアウェー」 立ち向かったナインに止まない称賛

大社戦に勝利し校歌を歌う神村学園ナイン【写真:小林靖】
大社戦に勝利し校歌を歌う神村学園ナイン【写真:小林靖】

神村学園の奮闘にファン「空気絶対アウェーだっただろうにおめでとう」

 19日に甲子園で行われた第106回全国高校野球選手権大会の第12日。準々決勝第4試合では神村学園(鹿児島)が大社(島根)を8-2で下し、2年連続での4強入りを決めた。アルプススタンドを埋め尽くし大声援が送られた大社との一戦を制した神村学園にSNS上では「アウェーみたいな雰囲気の中、ようやった」「空気絶対アウェーだっただろうにおめでとう」などの声が上がっている。

 熱戦を終えると、ノーサイドの拍手が鳴り響いた。神村学園の校歌が流れている間、敗れた大社の応援団が手拍子を送っていたのだった。アルプススタンドを紫色に染めた大応援団が、思いを託している瞬間だった。

 神村学園を率いる小田大介監督も試合後、大社応援団からの温かい“激励”に「手拍子を聞いた時に、大社さんの分まで次は絶対に勝たないと責任を感じました」と初優勝への決意を新たにしていた。

 球場の空気が大社へと傾きそうになる熱戦を終え、勝利した神村学園。ファンは「同じく高校生である私立高校の相手が圧倒的アウェー感になってしまうのは可哀想だよな~って思ってしまった」「神村がどう見ても完全アウェーで可哀想だった」「完全に雰囲気はアウェーやったね、大社が1ストライク取る毎にうぉーって声と拍手でした」など“逆風”の雰囲気が漂った試合を乗り越えたナインに称賛の声が送られていた。

(Full-Count編集部)

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