巨人・阿部監督、決勝弾の岡本和は「格が違う」 同点打の浅野に「スターになって欲しい」
岡本和20号に阿部監督「4番が打つと勝つ」
■巨人 4ー1 広島(21日・東京ドーム)
巨人は21日、東京ドームで行われた広島との首位攻防戦で逆転勝ちした。同点の8回に岡本和真内野手が7年連続の“大台”到達となる勝ち越しの20号3ラン。連敗を2で止め、再び1ゲーム差に肉薄した。阿部慎之助監督は「4番が打つと勝つ」と信頼を口にした。
試合を決めたのは主砲のバットだった。1-1で迎えた8回無死二、三塁。4番・岡本和は左腕ハーンの初球153キロを捉える左越え20号3ランを放った。2試合連続の一発で2018年から7年連続20号に到達した。
7年連続は阿部監督に並んだ。指揮官は「すごい集中力、素晴らしいホームランでした。(7年連続20号は阿部監督に並ぶ?)格が違うので。8、9、10年と記録を伸ばして欲しい」とさらなる飛躍を期待した。さらには「4番が打つと勝つ。打てる、打てない別にして悔いなくやってほしい」と背中を押した。
巨人・グリフィン、広島・床田の投手戦だった。試合が動いたのは、両軍無得点で迎えた7回。グリフィンは1死から坂倉に甘く入ったツーシームを右翼席へ9号ソロを運ばれた。しかし、その裏の攻撃で反撃。坂本の四球などで2死二塁から浅野の中越え適時二塁打で同点に追いついた。2年目の19歳が試合の流れをグッと引き寄せた。
阿部監督は浅野の起用について「代打も考えた」と明かしたが「こういう場面を経験させたかった。チームも助かった」と称えた。さらに「勝負勘を買っている。打席に立つ表情は素晴らしい。勝負する顔というのは僕にはわからないですけど、一世代後は引っ張って欲しい。スターになって欲しい」と成長に期待した。
20日の第1戦では先発の山崎伊が今季ワースト7失点。打線も3得点に終わり、初戦を落としていた。22日の第3戦は巨人は戸郷、広島はアドゥワが先発する。指揮官は「勝ち越せるように。両チームとも必死ですけど、勝てるように頑張りたい」と意気込みを語った。
(Full-Count編集部)