泣き崩れた“最後のヒーロー”は「立派やった」 甲子園初打席で大仕事も…X感動「しびれた」
神村学園の“最後の打者”に賛辞がやまなかった
第106回全国高校野球選手権大会の準決勝が21日、甲子園球場で行われ、第1試合で神村学園(鹿児島)は関東一(東東京)に1-2で敗れた。1点を追う9回2死一、二塁で代打で登場したのは甲子園初打席となった玉城功大(3年)。中前打を放ったが、惜しくも二塁走者が本塁で刺されてゲームセットとなった。試合には敗れたが玉城の必死に喰らいつく姿に「心の強い素晴らしい選手」「立派やった」といったコメントが相次いだ。
1点を追う神村学園。9回2死一、二塁の絶好機に代打で登場したのが、甲子園でのここまでの4試合で出場機会がなかった玉城だった。2球で追い込まれたが、3球目の体の近くを通過する高めのボールをのけ反って避けた。しかし4球目の外角球へはしっかり踏み込んでフルスイングでファウル。前の球の“恐怖”に負けていなかった。
迎えた5球目。直球を振り抜き中前へ。二塁走者は一気に同点の生還を狙ったが、相手中堅手のスーパー返球で惜しくもアウトに。一塁ベース付近にいた玉城は頭を抱え、膝からグラウンドに崩れ落ちた。
究極ともいえる場面で迎えた甲子園初打席で、堂々の安打。泣き崩れた姿は高校野球ファンの胸をうった。SNS上には「名勝負だった」「感動した」「あの場面ですごい」「最高のプレイが凝縮」「最高だった」「しびれた」「本当に紙一重」「最後良く打ったな?!」といった感動のコメントが並んでいた。
(Full-Count編集部)