棚橋弘至が「100年に1度のマウンド」 豪快投球に東京D歓声「野球選手になりたかった」
「プロ野球カードゲーム ドリームカードDAY」として開催された
■巨人 ー 広島(21日・東京ドーム)
プロレスラーで新日本プロレスの社長を務める棚橋弘至が21日、東京ドームで行われた巨人-広島戦で始球式を行った。
背番号「100」のユニホームを着用して登場した棚橋は、しっかりとお辞儀をしてから大きく振りかぶって一投。外角低めへノーバウンド投球が決まり、力強いポーズを決めた。
身長181センチ、体重101キロの巨漢は、過去に何度も東京Dでビッグマッチを敢行。熱いファイトでファンを熱狂させてきたが、この日は肉体美を“隠し”、投球で東京Dを沸かせた。
「小学校からずっとプロ野球選手になりたくて、小、中、高と野球をやって、甲子園予選は残念ながら2回戦で負けてしまったんですけど…紆余曲折を経てこうしてプロのマウンドに立つことができて、感無量でした。だいぶ遠回りしましたけど(笑)」
岐阜・大垣市出身で、中日の郭源治投手、小松辰雄投手に憧れていたという。「もちろん巨人も好きでしたよ」と笑った。
プロレスでは自らを「100年に1人の逸材」と称す。これにひっかけ、この日の始球式を「100年に1度の始球式となったのか」と問われると「はい、巨人戦は初めてだったので、100年に一度のマウンドです。両親とかもすごく喜んでくれているので、誇らしい気持ちになりました」と笑顔をみせた。
この日はブシロードの冠試合「プロ野球カードゲーム ドリームオーダーDAY」として開催された。