ド軍に暗雲…エースの最短復帰は見送りか 指揮官も困惑「聞いていないし、わからない」

試合前、取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:川村虎大】
試合前、取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:川村虎大】

グラスノーは右肘腱炎で今季2度目の負傷者リスト入り

【MLB】ドジャース ー マリナーズ(日本時間22日・ロサンゼルス)

 悲報が届いた。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は21日(日本時間22日)、本拠地・マリナーズ戦前に取材に応じ、右肘腱炎で負傷者リスト(IL)に入ったドジャースのタイラー・グラスノー投手の現況について言及した。「新しい情報はない。いつキャッチボールを再開するのか聞いていないし、わからない」とし、最短での復帰は見送ることを示唆している。

 グラスノーは今季、22試合登板して9勝6敗、防御率3.49をマーク。11日(同12日)の本拠地・パイレーツ戦では7回5安打2失点と好投していた。しかし、16日(同17日)に今季2度目のIL入り。7月上旬の腰痛での離脱以来、今季2度目となった。

 右腕は18日(同19日)、「ILに入りたくなかった。だけど決定は下された。主な優先事項はポストシーズンだからね」と淡々と話していた。ブルペンに入った際に「少しだけ痛みがあっただけで、大したことではない。彼ら(チーム)は休みを与えるためにIL入りしてほしかったんだろうね」と明かした。

“楽観視”していたグラスノーだったが、21日(同22日)の取材で復帰時期を訊かれたロバーツ監督は「彼はフラストレーションを感じていると思うけど、自分の身体の声を聞かなければいけない。今日キャッチボールを行わなければ、15日で復帰することは想像ができない」と早期復帰は難しいとした。それでも「タイラー(グラスノー)は本人が言及していたように、IL入りを回避しようとしていた。彼はチームメートの為に戦いたいと思う選手だ」とエースを慮った。

(Full-Count編集部)

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