山本由伸、実戦形式で154キロ 打者8人に4K…9月中旬に復帰へ「順調に来ている」

試合前、取材に応じたドジャース・山本由伸【写真:川村虎大】
試合前、取材に応じたドジャース・山本由伸【写真:川村虎大】

山本由伸が2度目の実戦練習…打者8人で4K、安打性1本

【MLB】ドジャース ー マリナーズ(日本時間22日・ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手は21日(日本時間22日)、本拠地・マリナーズ戦の試合前に負傷者リスト(IL)入り後、2度目の実戦形式の投球練習を行った。打者8人に対して4奪三振、1四球、安打性の当たりは1本だった。練習後、「順調に来ていると思います」と復帰へ前進していることを明かした。

 右腱板損傷で6月にIL入りした山本は16日(同17日)の敵地・カージナルス戦前に負傷後初の実戦形式を行った。21日(同22日)には本拠地で初めて登板。2イニング想定で行われた。球団傘下のマイナー選手と対戦し、初回は1四球を与えたが、2奪三振。2回に安打性の当たりを許すも再び2奪三振を奪った。

 打者8人に34球を投じた。山本によると最速は96マイル(約154.4キロ)。アンドリュー・フリードマン編成本部長らが見守り、投げ終わると関係者から拍手が沸き起こった。山本は「いいボールもありましたし、少し違うのもありましたし、色々なボールがあったのでそれが少しずつ定まってきたらもっと良くなると思います」と話した。

 デーブ・ロバーツ監督は「ビッグステップだ。いい投球をしていたと思う」と称賛。次回は27日(同28日)に3度目の実戦形式の投球練習を3イニング行うという。その後、マイナーで実戦登板予定。9月中旬の復帰へ「時間的に考えて(9月中盤は)妥当だと思う。一番大事なのは健康」と前向きな姿勢を見せた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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