ド軍は「100勝から115勝すると思っていた」 “期待外れ”も…有識者が世界一に推す理由
ドジャースは21日時点でメジャートップの勝率.591
シーズンも残り40試合を切り、地区優勝・プレーオフ争いが加熱している。米放送局「FOXスポーツ」では21日(日本時間22日)、ワールドシリーズ優勝チームを予想し、識者はドジャースを1位に選出した。西の名門にある“強み”がカギを握ると分析している。
登壇した元ドジャースで1992年の新人王、エリック・キャロス氏は、今年のドジャースを「かなりアップダウンがあった。誰もがこのチームは100勝から115勝すると思っていた」とした。しかし、故障者の復帰を好材料にし「エドマンが下位打線を打っている。あまりに層が厚い。投手陣は先発陣が健康にならなければいけないが、(ドジャースは)優勝するための層の厚さを持ち合わせている」と、戦力層の厚さが図抜けているという。
また、2005年にマーリンズで22勝を挙げて最多勝に輝いた名投手、ドントレル・ウィリス氏もキャロス氏に同調。故障者の復帰がいいタイミングだったという。そして一番のポイントが「ショウヘイ・オオタニ。40-40は忘れてくれ。彼は50-50を達成するかもしれない。それだけここまで傑出している」と、大谷翔平投手の存在を挙げている。
一方で投手陣の故障者が多いことはマイナス材料に挙げたが、故障明けのクレイトン・カーショー投手が今季5先発で2勝2敗、防御率2.63とまずまずの投球を見せていることをプラスとしている。
21日(同22日)の試合前の時点で、ドジャースは2位パドレスに3ゲーム差の地区首位を堅持。メジャートップの勝率.591をマークしている。フルシーズンでは1988年を最後に世界一がない名門は、悲願の頂点に輝けるだろうか。
(Full-Count編集部)