パドレスに暗雲…タティスが60日ILへ 見えぬ復帰、遠ざかるドジャースの背中
タティスは6月にIL入り…打率.279、14本塁打、OPS.821の好成績を残していた
【MLB】ツインズ 11ー4 パドレス(日本時間22日・サンディエゴ)
パドレスは21日(日本時間22日)、右大腿筋のストレス反応で6月下旬に10日間の負傷者リスト(IL)していたフェルナンド・タティスJr.外野手を、60日間のILに移行したと発表した。当初は後半戦から復帰するとの見立てだったが、いまだ目途は立っておらず、ドジャースを追いかけるチームに逆風となりそうだ。
タティスは6月21日(同22日)のブルワーズ戦で左肘付近に死球を受け、22日(同23日)の同カードを左上腕三頭筋の打撲で欠場。翌日に10日間のIL入りが発表された。故障離脱しながらも圧倒的な人気を誇り、オールスターには2度目の選出。今季は80試合に出場して打率.279、14本塁打、36打点、OPS.821だった。
地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」のケビン・エース記者によると、タティスは定期的にバッティングケージで打撃練習を行ったり、外野でのランニングもしているという。しかし一方で「彼は数日おきに強度を少しずつ上げているものの、数週間これらのメニューを行っているだけ」とも言及。また、タティスは20日(同21日)に「もうすぐで戻ってくるよ」と発言しているというが、復帰への明確な目途は未定とのこと。
チームの顔が離脱した時点で、パドレスは41勝41敗だったが、後半戦になって躍進を遂げる。一度も連敗することなく、7連勝も2回。21日(同22日)の試合前の段階で後半戦は22勝6敗、勝率.786と勝ちまくり、首位ドジャースに3ゲーム差まで詰めている。しかし、21日(同22日)のツインズ戦は4-8で敗戦。60日IL入りのネガティブなニュースの日に白星とはならなかった。
(Full-Count編集部)