戦力外→格闘家転向も「やってられない」 わずか2戦で異例の“引退”「冷めた」
横浜(現DeNA)、オリックスでプレーした古木克明氏【写真:湯浅大】古木克明氏はオリックスを戦力外となると格闘家転向を発表した
横浜(現DeNA)へドラフト1位指名で入団した古木克明氏は、2007年オフにトレードでオリックスに移籍。翌2009年オフに戦力外通告を受けた。現役続行を目指して受けたトライアウトでもNPBから声はかからず、格闘家へと転身した。熱心な誘いがあって飛び込んだ格闘技の世界だったが「入った瞬間にやめたくなった」と振り返った。
オリックスを戦力外となった古木氏は、12球団合同トライアウトに2度参加した。「野球をやりたい自分がいた。可能性がわずかでもあるなら、と思いました」。だが、NPB球団からのオファーは届かなかった。
現役引退を決意。その後、発表されたのはなんと格闘家への転身だった。「格闘技団体関係者が知り合いにいて、僕がトライアウト終わった瞬間に声をかけてくれました。球団からのオファーがなかった。でも体も元気だから動かすことでまた日の目を浴びたいと。生活のこともあり、スマッシュ(格闘技団体)に入った方が安定していた。いろいろなことが絡み合って進んでいきました」。
筋骨隆々の恵まれた体格を誇る古木氏だったが、飛び込んだ世界は想像を超えた。「これまでカッコいい世界しか見ていなかったげど、入った瞬間にやめたくなりました(笑)。30歳を超えて朝、昼、晩と休む間もなくトレーニングばかり。なんで俺はこんなことをしているんだと。本当にキツかったです。お金を稼ぐことはこんなに大変なんだと思いました」。
約1年間の過酷なトレーニングを送るなか、2010年12月31日に行われる格闘一大イベントの「Dynamite!」でのデビューが決まった。「当初は開催も危ぶまれていました。だから自分も普通に生活していたのですが、いきなり開催が決まり、12月17日くらいに突然、僕の試合が決まったんです」。
リングで浴びたスポットライトは「すごく気持ちよかった」
(湯浅大 / Dai Yuasa)
Restart_古木克明編
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