猛暑の甲子園「熱中症疑い」は58件 2部制実施も昨季より24件増…大会本部発表

熱戦が繰り広げられた甲子園【写真:中戸川知世】
熱戦が繰り広げられた甲子園【写真:中戸川知世】

大会期間中の選手「熱中症疑い」は58件

 第106回全国高校野球選手権大会の決勝戦が23日に甲子園球場で行われ、京都国際が関東一(東東京)を延長10回タイブレークの末に2-1で破り、初優勝を飾った。7日に開幕してから大会を通じて選手の熱中症疑いは58件(のべ56人)だったと大会本部が発表した。

 試合中に足が攣るなどの症状は37件だったと発表。試合後に症状が見られたのは21件だった。

 昨季の第105回大会では大会計34人に熱中症疑いがあり、そのうち試合後に症状が出たのは1人だった。大会本部は「新型コロナの影響で前回大会では行わなかった『クーリングダウン』を今大会から再開し、理学療法士が試合後も選手を注意深く観察したり、丁寧に聞き取ったりした結果、細かく把握できるようになったと考えています」としている。

 猛暑を考慮し、今大会から2部制を実施。大会第1日〜3日の熱中症疑いは8件で、4件は夕方の部で発生。49代表が初戦を終える第7日までに35件が発生したと発表している。

(Full-Count編集部)

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