大応援が話題…続いた熱戦に「甲子園ロス」 大社&滋賀学園が旋風「マジで寂しい」
接戦の連続&応援シーンも度々話題の甲子園が終了「しばらくロスが続きそう」
第106回全国高校野球選手権大会は23日に決勝戦が行われ、京都国際の初優勝で幕を閉じた。14日間の戦いでは大社(島根)が旋風を巻き起こし、応援で話題になったチームも。感動を呼んだ激闘が終了し、「早くも甲子園ロス」「気が抜ける」「寂しい」とファンは声を寄せている。
新基準バットが採用されて初の夏甲子園。本塁打は金属バット導入後最少の7本で、ロースコアの接戦が多かった。2年連続選抜準優勝の報徳学園(兵庫)は1回戦、夏の大会5度優勝の大阪桐蔭や今年の選抜覇者の健大高崎(群馬)は2回戦で姿を消すなど、優勝候補とされていた高校が早々に敗れる展開となった。
一方で旋風を巻き起こしたのが大社(島根)だった。1回戦で報徳学園を破ると、2回戦は創成館(長崎)、3回戦は早実(西東京)をいずれも延長タイブレークで撃破し、93年ぶりの8強入り。3回戦まですべて完投した馬庭優太投手の投球は感動を呼んだ。
夏の大会初の8強入りを果たした滋賀学園は応援団が披露したキレキレダンスでも話題になった。決勝戦は18年ぶりに延長戦に突入し、京都国際が関東一に1点差勝利。今大会を象徴するような一戦だった。
閉会式で日本高野連の寶馨(たから・かおる)会長は「公立校で唯一ベスト8に残った大社高校は、全員野球で次々と強豪校に競り勝ち、その大応援団とともに記憶に残るチームとなりました。ベスト8の滋賀学園も部員のダンスが評判となったアルプスと一体となり、旋風を巻き起こしました」と総括したほどだ。
様々なドラマを生んだ甲子園が終了し、ファンも虚脱状態。SNSには「明日からの楽しみが見い出せない」「マジで寂しい」「夏も終わりかー」「しばらく甲子園ロスが続きそう」「甲子園が終わって夏が終わる」「夏の甲子園はせつない」とコメントが寄せられている。
(Full-Count編集部)