大谷翔平より「価値は圧倒的に高い」 “暴論”連発で司会者大炎上「アクセス数稼ぎ」
メッツ専門ポッドキャスト番組がリンドーアをMVPに“推挙”する理由
レギュラーシーズンも残り30試合を切り、プレーオフ争いと同時に各種アウォードにも注目が集まっている。ナ・リーグでは、ドジャース・大谷翔平投手がMVPの最有力候補に上がっているが、「DHがMVPを獲得したことがないのには理由がある。より簡単な役割だからだ」などと発言し、“待った”をかける有識者が物議をかもしている。
“炎上”しているのは、メッツ専門ポッドキャスト番組「Locked On Mets」で司会を務めるライアン・フィンケルスタイン氏だ。24日(日本時間25日)の放送で、同氏はメッツのフランシスコ・リンドーア内野手が大谷よりもMVPに相応しいと力説している。開幕時は31打数1安打と大不振だったリンドーアだが、今季は131試合に出場し、打率.269、27本塁打、78打点、OPS.826、25盗塁をマークしている。41本塁打、94打点、OPS.993、40盗塁の大谷とは差があるように思えるが、フィンケルスタイン氏はこう主張する。
「開幕時の31打数1安打を除くと、リンドーアの成績は劇的に変化する。4月7日(同8日)から8月21日(同22日)の成績は打率.281、出塁率.349、長打率.505、本塁打25、盗塁25、打点72、wRC+142、WARは6.5だ」と同氏。そして、「その期間のオオタニのWARは5.7。5月18日(同19日)にリンドーアが1番に固定されてからは、打率.302、出塁率.374、長打率.535の成績に対して、オオタニは打率.291、出塁率.378、長打率.610。リンドーアは攻撃面でオオタニとデッドヒートを繰り広げているというわけだ」という。
さらに続ける。「リンドーアは(大谷と違って)守備もするし、とても優れているから、価値は圧倒的に高い。オオタニはクラブハウスで座って、全員がプレーしている最中に好きなだけケージで打つことができる」「DHがMVPを獲得したことがないのには理由がある。より簡単な役割だからだ。野球専門の米データサイト『ファングラフス』のWARによると、(リンドーアが1番に定着した)5月18日(同19日)以降のWARもオオタニは3.0に対してリンドーアは5.4。そして、6月から7月のメッツはMLBで最高のチームだったし、彼の活躍が大きな要因だ」と“持論”を展開した。
自信満々のフィンケルスタイン氏だが、今回の発言には批判の声が続出。「冗談かよ」「都合のいいデータだけピックアップしている」「アクセス数稼ぎたいからそう言っているんでしょ」「多くのメッツファンはリンドーアがMVPを獲得するとは思っていない」「ライアンは妄想癖を患っていることに違いない」「それなら、オオタニが最も悪かった時期を除いたら?」などと、大量の反論が届いている。
(Full-Count編集部)